個人事業主が親会社の正社員へ登用の急増!
「そんな安い金で働けるか!!」・・・・会社の決まりだから
「働く人がいなくなって困っても泣きついてくるなよ!」・・・・会社の決まりだから
「何が正社員だ!社会保険なんか、ずっと加入してないのに、いまさら入れるか!」・・・・会社の決まりだから
「会社の決まり決まりって、何考えてんだ!」・・・・こんな声が増えてます。
溶接工といえば、個人事業主でバリバリ稼いでいる!というのが多かったですが、それがこの春(2017年4月)一変しています。
大手中堅のほぼ全てのメーカーがコンプライアンス・社会的責任という名の下に、個人事業主から正社員への登用を始めています。当然のように高技術を持っている人については、納得できる待遇が用意されているようです。
ただ、それ以外の人については、その会社の中途採用の給与フレームで登用というのが実態のようです。ただ個人事業主の給与と比べ2割くらい下がっていて、その大部分が税金と保険料の自己負担分です
そもそもの経緯は、①社会保険を加入と②下請けの管理というのが発端で、これを一石二鳥でできるのが、自社の社員で雇用するということ。
だから現実的には、今まで下請けだった人(個人事業主)が親会社へ登用される事が急増しています。困った下請け会社の統廃合も当然急増していますし、規模の縮小を余儀なくされている下請けも増えています。そうなるとどんどん体力がなくなるのが下請けです。親会社だけが大きくなり、多くの個人事業主が路頭に迷う。そんな春が近づいて来ています。
その路頭に迷う個人事業主が、小さなオアシスである工場へ向かって来ていますが、工場も大手を中心に個人事業主を使わない(会社方針で使えない)会社も増えていて、残っているのは小規模か建設ファブくらいだと思います。
これだけ人が集まらなくて困る業界に、このタイミングで、「使いたくても使えない」「働きたいけどその金額だと働けない」という平行線のまま、早くも3月になってしまいました。
コレを機に、より安定した会社!よりやりたい仕事に近い会社!より給与が高い会社!へと動くチャンスです!
やるしかないけど、「なんてこった」な出来事です。